データ入稿時のトラブルあるある|「塗り足し」と「トンボ」
データ入稿時のトラブルあるある一例です。
- サイズが違う
- 解像度が足りない
- 画像のリンク切れ
- アウトラインが掛かっていない
- トンボと塗り足しが無い
- 完全データって言ってたのにExcelとかWordやん!!
今回は「塗り足し」と「トンボ」について解説していきます。
トンボの意味
センタートンボ:天地左右の中心を確認
コーナートンボ:仕上がりと塗り足し確認
内トンボ:仕上がりと断裁位置の確認
加工位置を表すトンボ:
折りや筋入れなどがある場合の位置確認
印刷時の版ズレ確認:オフセットで印刷する際の版ズレを確認
塗り足しNG
左の画像はヌリタシの3mm分が作成されていないのでNGです。このまま印刷することは出来ますが、断裁すると周囲に白い部分(白場)が出る可能性が高いです。
そもそも塗り足しは断裁時にどうしても㎜単位でズレが生じるため、断裁ズレを防ぐために必要な方法なんです。
塗り足しNG印刷すると、、、
上記のヌリタシの3mm分が作成されていないNG画像を印刷して、トンボで断裁すると、周囲に白い部分(白場)が出る可能性が高いです。
<裏技ですが>
対応方法としては周囲に白が出ないように拡大するか、仕上がり自体を少し追い込む(小さく断裁する)かのいずれかの方法で白場が出ることを回避できます。
※出来るだけデータは触りたくないですが。。。
塗り足しOK
左の画像はヌリタシの3mm分が作成されているOK画像です。このまま印刷することはでき、内トンボで断裁すると周囲に白い部分(白場)が出ない仕上がりになります。
塗り足しOK印刷すると、、、??
ヌリタシの3mm分が作成されているOK画像を印刷し内トンボで断裁すると周囲に白い部分(白場)が出ない仕上がりになります。
塗り足しはあるけど文字切れNG
ヌリタシの3mm分が作成されていますが文字(テキスト)が内トンボに入っているため、断裁すると文字は切れます。こういうデザインなら良いですが、多くの場合そうじゃないです。
「いやいやこういうデザインなんや!」という場合には、入稿時に仕上がりイメージを画像かPDFで添付頂ければ、大変分かり易く印刷現場も助かります!
入稿時に意外に多いトラブルの一つです。