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弊社がデジタルオンデマンド印刷に経営資源を集中する理由とは

 弊社は創業より積み重ねたオンデマンド印刷のノウハウを活用し、多種多様なジョブに対応しております。特に多品種、小ロット、種類多く、必要数もバラバラ、、、オフセット中心の印刷会社には敬遠されるような業務ですが弊社にとっては最も受注したい一丁目一番地の印刷業務です。

 いまデジタルが中心な世の中で印刷物への需要は減退していますが、一方「必要な時に、必要なだけ印刷する」デジタルオンデマンド印刷の需要は伸びています。その理由として多品種小ロットニーズはもちろんの事、バリアブル、環境配慮、誰でも簡単に作業ができる点などさまざまな理由でデジタルオンデマンド印刷が注目されています。

デジタルオンデマンド印刷|メリット

1.脱炭素社会に向けた取り組みが可能
 オフセット印刷とデジタルオンデマンド印刷、どちらが環境に配慮した手法といえるかと言えばデジタルオンデマンド印刷になります。印刷物を作成する際に必要となる印刷通し予備、加工予備に対する必要数の違いや、刷版の有無、機械自体の電力消費量、どれを比較してもデジタルオンデマンド印刷はオフセット印刷に比べて少ない資材と工数で制作が可能です。

2.無駄な在庫が減らせる
 「必要なときに、必要なだけ」がデジタルオンデマンド印刷最大の特徴です。オフセットのように経済ロットを意識すること無く印刷物を作成することができるので、最低限の在庫があれば過剰に発注する必要はなく無駄な印刷を削減できるというメリットがあります。

3.デジタルデータと紙媒体の融合が可能
 パーソナライズした印刷物を簡単に作成できる点が、デジタルオンデマンド印刷のメリットの1つです。QRコードを自動組版で印刷していけばAB分析など色んなテストをすることが可能です。今まで紙のダイレクトメールを送付していたがコストと手間の観点からデジタルのみにシフトした。そしたら途端に反応率や購買が落ちたなんてこと経験ありませんか?今後企業のマーケティング担当者は、デジタルと紙媒体の両方を活用して戦略を練る必要があります。

4.発注から印刷完了までのリードタイムが速い
 刷版が必要な従来のオフセット印刷と比較すると、デジタルオンデマンド印刷はデータから直接印刷するため発注から納品までリードタイムが速いのがメリットです。トナーオンデマンドはすぐに定着するので乾燥時間を気にする必要は無いですが、インクジェット系オンデマンドは通常のインクと同様乾燥する時間を考慮する必要があります。しかしながらオフセットに比べ作業効率は高いです。

5.多品種小ロットニーズの印刷でコストを抑えられる
 デジタル化、オフィスの縮小及び効率化に伴う人流の変化、環境への配慮など数千・数万の印刷需要が減少し、多品種小ロット印刷のニーズが増加しています。デジタルオンデマンド印刷では版が必要ないため、多品種小ロットニーズの印刷物ではオフセットに比べ圧倒的コストを抑えて印刷できるというメリットがあります。

6.バリアブル・可変・差込印刷が可能
 ダイレクトメールの宛名印刷や絵柄面の可変、店頭ポスターの店名差替や店舗毎のサービス紹介、チケットなどロットナンバーや座席の可変印刷など、パーソナライズした印刷物を簡単に作成できる点が、デジタルオンデマンド印刷のメリットの1つです。従来のオフセットでは全く対応できない分野の業務です。

デジタルオンデマンド印刷|デメリット

1.印刷機による品質のばらつき?
 デジタルオンデマンド印刷は複数メーカーが存在します。特にRICOH、富士フイルム、キヤノン、コニカミノルタ、HPなどが代表角ではないでしょうか?当然メーカーによってにグレーが弱かったりブラックが綺麗だったり得意不得意があります。ただ得意不得意はデジタルオンデマンド印刷に限った事ではありません。オフセット印刷は気候天候によって色が左右されますし、1枚目と1000枚目で色が違うこともあります。機械で印刷する以上、限りなく一定に近い品質では上がってきますがオフセットでもデジタルオンデマンドでも多少のバラツキはあります。

2.色の再現性でオフセットに劣る場合がある?
 4色の掛け合わせが織りなす100年を超える歴史と技術が詰まったオフセット印刷はやはり綺麗です。オンデマンド印刷が発売された当時品質はやっぱりオフセットだと思っていましたが今は違います。デジタルオンデマンド印刷もインクジェットが発売されて以来飛躍的に印刷品質は向上しました。Japancolorを網羅する色域の広さ、オフセットでは表現できないようなRGBを再現したようなモードなど、オフセットとの違いはルーペで見ないと分からない品質にまで近づいてきています。

3.印刷枚数が多い場合はコストが高くなる?
 この点に関しては技術が進歩しても、数が多くなればオフセット印刷がコスト的に有利であることは変わりないです。しかしながら同じ100,000枚でも1種類×100,000枚と1,000種類×各100部だと話は大きく変わります。前者の場合1色毎に刷版と印刷代が発生してもオフセットがコスト的に圧倒的に有利なのに対して、後者の場合、その種類毎に刷版と印刷が必要なオフセット印刷だと驚くようなコストになります。要するに総枚数では無く、種類と部数によって印刷機を選定しないといけません。

最後に

 弊社が弊社がデジタルオンデマンド印刷に経営資源を集中する理由は、印刷物に対する時代のニーズそのものがデジタルオンデマンド印刷でないとついていけないからです。弊社の存在意義でもある「社会に必要とされる企業であり続ける」ために、時代のニーズを的確に察知し水のように柔軟に変化することが重要です。

 B2サイズ枚葉型インクジェットデジタル印刷機「Jet Press 750S」で多種多様なジョブに対応しております。バリアブル・可変・差込印刷・小ロット・多品種・特殊紙・高画質印刷・カッティング・内職・発送など弊社の取り組みや事例などを発信しております!

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