シール印刷はどこに頼んでも同じではありません|発注先によって品質もコストも変わります
「商品パッケージ用のシールを10枚だけ作りたい」
「キャンペーン景品に貼るラベルを少量だけ作りたい」
「試作品なのでまずは少量で確認したい」
こうしたご相談をいただく機会が増えています。
一見するとシンプルなシール印刷ですが、実は発注先によって品質、コスト、納期が大きく変わる印刷物の一つです。
なぜならシール印刷には様々な生産方式があり、それぞれ得意なロットや用途が異なるからです。
また、多くの印刷会社は「シールを印刷するところまで」が仕事ですが、実際にはシールは何かに貼られて初めて完成します。
今回は、印刷会社の視点からシール印刷の発注先選びについて解説します。
Contents
シール印刷はどこに頼んでも同じではない
印刷物というと、どの会社へ依頼しても同じように仕上がると思われる方も少なくありません。
しかし実際には、印刷会社ごとに得意な仕事は大きく異なります。
例えば、
- 数万枚〜数十万枚の大量生産が得意な会社
- 多品種小ロットが得意な会社
- 特殊紙が得意な会社
- シール専門の会社
- パッケージ専門の会社
など様々です。
つまり、依頼内容と印刷会社の設備や得意分野が合っていないと、品質やコストに違和感が生じることがあります。
最近はオンデマンド印刷も当たり前になっている
以前は印刷といえばオフセット印刷が主流でした。
しかし現在では、多くの印刷会社がオンデマンド印刷やデジタル印刷機を導入しています。
そのため、
「小ロットだから印刷できない」
という時代ではなくなっています。
ただし重要なのは、オンデマンド印刷機を持っているかどうかではありません。
案件に応じて最適な生産方式を選べるかどうかです。
オフセット印刷が古いわけではない
最近はデジタル印刷やオンデマンド印刷が注目されることも多くあります。
しかし、オフセット印刷が劣っているわけではありません。
大量生産では今でも非常に優れた生産方式です。
むしろ何万枚、何十万枚という案件ではオフセット印刷が有利になるケースも少なくありません。
大切なのは設備の新しさではなく、案件との相性です。
10枚しか必要ない案件に大量生産設備を使えば高額になります。
逆に大量ロット案件を小ロット向け設備で生産すれば非効率になります。
印刷方式の優劣ではなく、案件に対して最適な生産方式を選択することが重要です。
彩匠堂は案件ごとに生産方式を変えています
彩匠堂では、シール案件を一つの設備だけで生産しているわけではありません。
案件内容に応じて、
- Jet Press
- 菊四オンデマンド印刷機
- ロールインクジェット出力機
などを使い分けています。
例えば、
- 少量で高画質が求められる案件
- 可変印字が必要な案件
- ロール加工が必要な案件
- 特殊な基材を使用する案件
では最適な設備が異なります。
彩匠堂では「何の機械で印刷するか」ではなく、「どう作るのが最も合理的か」という視点で考えています。
ロットだけで印刷方式は決まらない
印刷会社へ問い合わせをすると、
「何枚ですか?」
と聞かれることがあります。
もちろんロットは重要です。
しかし実際には、
- サイズ
- 基材
- 色数
- 納期
- 加工内容
- 貼り作業の有無
- 発送方法
なども生産方式に大きく影響します。
同じ10枚でも、
- 300mm角のシール
- 名刺サイズのラベル
- 透明PETシール
- 金箔加工シール
では最適解は変わります。
ロットだけで判断してしまうと、本来もっと良い方法があるかもしれません。
実はシール印刷より貼り作業の方が大変なこともある
多くの方が見落としがちなのが、印刷後の工程です。
シールは印刷して終わりではありません。
必ず何かに貼られます。
例えば、
- 商品パッケージ
- 化粧箱
- ボトル
- キャンペーン景品
- 発送物
などです。
そして、この貼り作業が意外と大変です。
数十枚なら問題ありませんが、数百枚、数千枚になると作業効率が重要になります。
貼りやすいシールと貼りにくいシールがある
印刷会社は印刷のことを考えます。
しかし実際の現場では、その後に貼る人がいます。
彩匠堂では内職作業やセット組み作業を日常的に行っているため、貼り作業のことまで考えて提案しています。
例えば、
- 剥がしやすい形状か
- 貼り位置を合わせやすいか
- 作業スピードが落ちないか
- 貼り間違いが起こりにくいか
- 納品形態が適切か
などです。
印刷だけを考えると問題なくても、実際に貼る工程では大きな差になることがあります。
シールは業務全体で考えるべき
シールは単体の商品ではありません。
実際には、
- 印刷
- 型抜き
- 仕分け
- 貼り作業
- セット組み
- 封入
- 発送
という流れの中の一工程です。
そのため、本当に重要なのはシール単価ではありません。
業務全体の効率です。
印刷代を数円安くするより、貼り作業を数秒短縮できる方が結果的に安くなることもあります。
彩匠堂が考えるシール印刷
彩匠堂ではシール印刷を単なる印刷物とは考えていません。
お客様の商品やキャンペーンが最終的に完成するところまでを考えています。
そのため、
- 印刷方式の選定
- 基材の選定
- 加工方法の提案
- 貼り作業の効率化
- セット組み
- 封入封緘
- 発送代行
まで含めてご提案しています。
シール印刷そのものではなく、その後の工程まで含めて最適化することが私たちの役割だと考えています。
まとめ
シール印刷はどこへ頼んでも同じではありません。
案件内容によって最適な生産方式は異なります。
また、シールは印刷して終わりではなく、貼る工程やその後の運用まで考えることが重要です。
彩匠堂ではJet Press、菊四オンデマンド印刷機、ロールインクジェット出力機などを活用し、案件ごとに最適な生産方式をご提案しています。
さらに印刷だけでなく、貼り作業、セット組み、封入、発送まで一括対応しています。
「この数量だとどの方法が良いのだろう」
「シールを貼る作業まで考えて相談したい」
そんな場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
